それ、うまいのか？

... 記憶の残滓

For Each と VBScript.RegExp と可変長引数と (VBA)

人力検索

VBA 嫌い。
でも、使わざるを得なくなることもあるので、たまにはトレーニング。

お題

質問ですエクセルで文字が混じった数字の小計と合計を出す関数かまたはマクロをお願いします　　　　100件/50人　　　　50件/25人小計　　150件/75人　　　　100件/50人　　　　50件/25人小計　　150件/75人合計　　300件/150人

コード

Function sum_item_person(ParamArray args() As Variant)

    Set re = CreateObject("VBScript.RegExp")
    re.Pattern = "(\d+)件/(\d+)人"
    re.Global = True

    item = 0
    person = 0
    
    For Each r In args
        For Each c In r
            Set remat = re.Execute(c.Value)
            If remat.Count > 0 Then
                item   = item   + remat(0).SubMatches(0)
                person = person + remat(0).SubMatches(1)
            end if
        Next c
    Next r

    sum_item_person = CStr(item) & "件/" & CStr(person) & "人"

End Function

ポイント

可変長引数を実現する ParamArray
VBSript の正規表現オブジェクトを使った文字の切り出し
For Each による Range のイテレーション

標準で用意されている関数は Range を複数指定できるので、自作関数でも Range を引数にとる関数は、とりあえず可変長引数にしておくのが良さげ。
お題にもある「小計」があるような表は、総合計を求めるときには、とびとびのセル範囲を指定したい。

VBA には RegExp オブジェクトが無い。
だから、VBScript の RegExp を使う。
「InStr で探して、Mid で切り出す」で頑張るのでは、可読性が悪いのでミスを紛れ込ませやすい。

Range は、列方向とか、行方向があるので、自分の位置が重要ではないのであれば For Each を使う。
BASIC なので、つい i とか j で回しちゃう。

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